グループディスカッションは、ビジネス、学校、国際会議など様々な場面で求められるスキルです。しかし、英語でのディスカッションとなると「自分の意見をうまく伝えられない」「会話に入るタイミングがわからない」「他の人の意見に反応できない」といった悩みを抱える日本人学習者は少なくありません。
実は、英語のグループディスカッションには「型」があります。ネイティブスピーカーたちが自然に使っている表現やテクニックを身につければ、あなたも自信を持って議論に参加し、印象的な発言ができるようになります。この記事では、実際のディスカッションですぐに使える実用的なフレーズと、それを効果的に使うコツを、豊富な会話例とともにご紹介します。
1. 会話に自然に入る「参加フレーズ」
基本フレーズ
フレーズ:
和訳:ここで一言よろしいですか?
使用場面:誰かが話している最中に、関連する意見やアイデアを追加したいとき
注意点:「jump in」は「飛び込む」という意味で、カジュアルながらも丁寧な印象を与えます。語尾を上げて疑問形のイントネーションで発音することで、より丁寧になります。
フレーズ:
和訳:ここで何か付け加えてもよろしいでしょうか…
使用場面:フォーマルな会議や、目上の人がいる場での発言時
注意点:仮定法(could)を使うことで丁寧さが増します。文末を下げ気味に発音し、すぐに自分の意見を続けることで、スムーズに会話に入れます。
フレーズ:
和訳:それは興味深い点ですね。それに関連して付け加えたいのですが。
使用場面:他の人の意見に同意しつつ、自分の視点を追加したいとき
注意点:「build on」は「~を土台に発展させる」という意味で、協力的な姿勢を示せます。相手の意見を尊重しながら自分の考えを述べる理想的なフレーズです。
フレーズ:
和訳:遮って申し訳ないのですが、これは重要だと思います。
使用場面:緊急性や重要性の高い情報を伝えたいとき
注意点:「Sorry to interrupt」で丁寧さを示しつつ、「but I think this is important」で発言の正当性を主張します。ただし、多用すると失礼な印象を与えるので注意が必要です。
会話例
Sarah: So I think we should focus our campaign on social media, especially Instagram and TikTok.
Tom: Yes, that makes sense. The younger demographic is really active on those platforms.
You: Can I jump in here? I completely agree with the social media approach, but I’d like to build on that. Our data shows that our target audience also spends significant time on YouTube. Maybe we should consider video content as well?
Sarah: That’s a great point. What kind of video content did you have in mind?
You: Well, I was thinking about tutorial-style videos and behind-the-scenes content.
—
和訳:
Sarah: キャンペーンはソーシャルメディア、特にInstagramとTikTokに焦点を当てるべきだと思います。
Tom: そうですね、それは理にかなっています。若い層は本当にそれらのプラットフォームで活発ですから。
あなた: ここで一言よろしいですか? ソーシャルメディアのアプローチには完全に賛成ですが、それに付け加えたいことがあります。データによると、ターゲット層はYouTubeでもかなりの時間を過ごしています。動画コンテンツも検討すべきかもしれません。
Sarah: 素晴らしい指摘ですね。どんな動画コンテンツを考えていますか?
あなた: チュートリアル形式の動画や舞台裏のコンテンツを考えていました。
– 日本人学習者が間違いやすいポイント:「Can I say something?」は直訳的で不自然です。「Can I jump in?」や「Can I add something?」の方が自然です。
– 他の人の意見にまず同意を示してから(I completely agree)自分の意見を述べることで、対立的でなく協力的な印象を与えられます。
– 「I’d like to build on that」を使うことで、相手の意見を否定するのではなく発展させる姿勢を示せます。
2. 意見を明確に述べる「主張フレーズ」
基本フレーズ
フレーズ:
和訳:私の意見では / 私の視点からは
使用場面:個人的な見解を述べる際の標準的な導入フレーズ
注意点:「I think」よりもフォーマルで、自分の意見であることを明確にします。「In my opinion」は文頭、「from my perspective」は文頭でも文末でも使えます。
フレーズ:
和訳:私は~だと強く信じています
使用場面:確信を持った意見を述べるとき、重要なポイントを強調したいとき
注意点:「strongly」を加えることで意見の強さを表現できます。ただし、「I believe」だけでも十分な場合が多いので、本当に強調したいときのみ使用しましょう。
フレーズ:
和訳:私の経験に基づくと / データによると
使用場面:根拠を示しながら意見を述べるとき
注意点:意見に客観的な裏付けを与えることで説得力が増します。ディスカッションでは根拠を示すことが非常に重要です。
フレーズ:
和訳:私は異なる見方をしています。私は~と思います。
使用場面:他の人と異なる意見を述べるとき
注意点:「I disagree」よりもソフトで、対立を避けながら異なる視点を提示できます。「see」という動詞を使うことで、「見方の違い」という印象を与えます。
会話例
Mike: I think we should focus on recycling as the main solution to plastic waste.
Lisa: That’s a common approach. Most people are already familiar with it.
You: I see it differently. From my perspective, we need to address the root cause. Based on the data we collected, only 9% of plastic waste is actually recycled globally. I strongly believe that we should focus on reducing plastic production and promoting alternatives instead.
Mike: Hmm, that’s a valid point. Can you elaborate on the alternatives?
You: Sure. For example, biodegradable materials and reusable packaging systems have shown promising results in recent studies.
—
和訳:
Mike: プラスチック廃棄物の主な解決策としてリサイクルに焦点を当てるべきだと思います。
Lisa: それは一般的なアプローチですね。ほとんどの人がすでに知っています。
あなた: 私は異なる見方をしています。私の視点からは、根本原因に対処する必要があります。収集したデータに基づくと、プラスチック廃棄物のわずか9%しか実際にはリサイクルされていません。プラスチック生産の削減と代替品の促進に焦点を当てるべきだと強く信じています。
Mike: うーん、それは妥当な指摘ですね。代替品について詳しく説明してもらえますか?
あなた: もちろんです。例えば、生分解性素材や再利用可能な包装システムは、最近の研究で有望な結果を示しています。
– 「I see it differently」は「I disagree」よりも協調的で、相手を否定する印象を与えません。
– データや経験を引用することで、意見が単なる個人的な好みではなく、根拠に基づいていることを示せます。
– 日本人学習者は「Maybe…」や「I’m not sure, but…」を多用しがちですが、これらは自信がない印象を与えます。確信があるときは明確に述べましょう。
– 「I strongly believe」の「strongly」はしっかりと発音し、自信を持って伝えることが重要です。
3. 他者の意見に反応する「リアクションフレーズ」
基本フレーズ
フレーズ:
和訳:それは素晴らしい指摘ですね。/ それは優れた観察ですね。
使用場面:他の人の意見に賛同し、肯定的なフィードバックを与えるとき
注意点:単に「I agree」と言うよりも、相手の貢献を認める温かい表現です。「great」や「excellent」を強調して発音すると、より誠実さが伝わります。
フレーズ:
和訳:おっしゃることは分かりますが、~については考慮されましたか?
使用場面:相手の意見を理解しつつ、別の視点や懸念点を提示したいとき
注意点:「but」の前で相手の意見を認めることで、対立を避けながら建設的な議論ができます。「have you considered」は質問形式なので、攻撃的にならずに新しい視点を提供できます。
フレーズ:
和訳:~とはどういう意味か明確にしていただけますか?
使用場面:相手の発言の意味が不明確なとき、または詳細を知りたいとき
注意点:理解できないことを認めるのは恥ずかしいことではありません。むしろ、明確化を求めることで議論の質が高まります。丁寧な口調で質問しましょう。
フレーズ:
和訳:それは興味深いですが、~という理由で完全には納得できません。
使用場面:部分的に同意するが、懸念や疑問がある場合
注意点:「interesting」で相手の意見を尊重し、「not entirely convinced」で完全否定ではないことを示します。必ず「because」の後に具体的な理由を述べましょう。
フレーズ:
和訳:[名前]さんが言ったことに関連して…
使用場面:他の人の意見を発展させたり、関連する情報を追加したいとき
注意点:名前を挙げることで、その人の貢献を認め、チームワークを示せます。議論の流れを自然につなぐ効果的なフレーズです。
会話例1:賛同と発展
Emma: I think we should add a dark mode feature. Many users have been requesting it.
James: That’s a great point. Dark mode is becoming a standard feature in most apps now.
You: Exactly. Building on what Emma said, we could also consider adding an auto-switch feature that changes based on the time of day. Based on user research, many people prefer dark mode at night to reduce eye strain.
Emma: That’s an excellent observation. It would add real value for our users.
You: And it’s relatively simple to implement from a technical standpoint, right James?
—
和訳:
Emma: ダークモード機能を追加すべきだと思います。多くのユーザーがリクエストしています。
James: それは素晴らしい指摘ですね。ダークモードは今やほとんどのアプリで標準機能になっています。
あなた: まさにその通りです。Emmaさんが言ったことに関連して、時間帯に基づいて自動的に切り替わる機能も検討できると思います。ユーザー調査に基づくと、多くの人が目の疲労を軽減するために夜間にダークモードを好みます。
Emma: それは優れた観察ですね。ユーザーに本当の価値を提供できます。
あなた: そして技術的な観点からも比較的実装が簡単ですよね、Jamesさん?
会話例2:丁寧な反対意見
Rachel: I propose we allocate 60% of our budget to direct program services and cut the marketing budget.
David: That would allow us to help more people directly.
You: I see what you’re saying, but have you considered the long-term impact? If we cut marketing, we might struggle to attract new donors and volunteers. That’s interesting, but I’m not entirely convinced because our current donor base is aging, and we need to reach younger demographics.
Rachel: Could you clarify what you mean by “long-term impact”?
You: Sure. Without marketing, our visibility decreases, which could mean fewer donations next year. We might save money now but lose more in the future.
—
和訳:
Rachel: 予算の60%を直接的なプログラムサービスに配分し、マーケティング予算を削減することを提案します。
David: それによってより多くの人を直接支援できますね。
あなた: おっしゃることは分かりますが、長期的な影響については考慮されましたか? マーケティングを削減すると、新しい寄付者やボランティアを引きつけるのに苦労するかもしれません。興味深いですが、現在の寄付者層が高齢化しており、若い世代にリーチする必要があるため、完全には納得できません。
Rachel: 「長期的な影響」とはどういう意味か明確にしていただけますか?
あなた: もちろんです。マーケティングなしでは認知度が下がり、来年の寄付が減る可能性があります。今はお金を節約できても、将来的にはより多くを失うかもしれません。
– 「I see what you’re saying, but…」は、相手の意見を否定する前にまず理解を示す重要なステップです。これを省略すると攻撃的に聞こえます。
– 日本人学習者は「No」や「I disagree」を避けすぎる傾向がありますが、適切に反対意見を述べることは議論を深めるために必要です。
– 「Could you clarify…?」は、批判ではなく真摯な質問として受け取られます。分からないことを質問するのは知的な態度です。
– 名前を使って他の人の意見を参照すること(Building on what Emma said)は、チームの一体感を生み出します。
– 反対意見を述べる際は、必ず代替案や具体的な理由を提示しましょう。単に否定するだけでは建設的ではありません。
4. 議論を整理し方向づける「ファシリテーションフレーズ」
基本フレーズ
フレーズ:
和訳:これまで議論してきたことをまとめさせてください。
使用場面:議論が長くなったり、複数のポイントが出たりしたときに整理するため
注意点:要約することで、議論の進捗を確認し、見落としを防げます。「Let me」は丁寧な提案の形で、押し付けがましくありません。
フレーズ:
和訳:ここには主に2つの選択肢があるようですね。
使用場面:複数の意見を整理し、選択肢を明確にするとき
注意点:「It seems like」を使うことで、断定的ではなく提案的なトーンになります。選択肢を明確にすることで、意思決定がしやすくなります。
フレーズ:
和訳:一歩下がって全体像を見ることができますか?
使用場面:議論が細部に入り込みすぎたり、本来の目的から外れたりしたとき
注意点:「take a step back」は物理的に後退するのではなく、視点を広げるという意味です。議論を本筋に戻す効果的な方法です。
フレーズ:
和訳:これを別の角度からアプローチしたらどうでしょうか?
使用場面:行き詰まったときや、新しい視点が必要なとき
注意点:「What if」は仮定の提案で、柔軟な思考を促します。創造的な解決策を引き出すのに効果的です。
フレーズ:
和訳:話が逸れていると思います。~に焦点を戻すべきではないでしょうか?
使用場面:議論が本題から外れたときに軌道修正するため
注意点:「I think」で柔らかく指摘し、「Should we」で共同作業として提案します。直接的すぎず、効果的にリダイレクトできます。
会話例
Maria: …and we also need to update our sales training materials, improve the CRM system, redesign the website, and maybe hire two more sales reps.
Kevin: Actually, before we do any of that, we should really fix the bugs in the mobile app. Customers have been complaining.
Alex: Good point, but we also need to think about the new feature roadmap…
You: Can I jump in here? I think we’re getting off track. We’ve covered a lot of ground, but let me summarize what we’ve discussed so far. It seems like we have three main areas: sales operations, technical improvements, and product development. Can we take a step back and look at the bigger picture? What’s our primary goal for this quarter?
Alex: You’re right. Our primary goal is to increase customer retention by 20%.
You: Exactly. So, based on that, which of these initiatives would have the most direct impact on retention?
Kevin: Well, fixing the mobile app bugs would definitely help with that.
Maria: And improving customer support training would too.
You: Good. So should we refocus on those two priorities and table the others for now?
—
和訳:
Maria: …それから営業トレーニング資料の更新、CRMシステムの改善、ウェブサイトの再設計、そしてもしかしたら営業担当を2人追加で雇う必要もあります。
Kevin: 実は、それらをする前に、モバイルアプリのバグを修正すべきです。顧客から苦情が来ています。
Alex: 良い指摘だね、でも新機能のロードマップについても考える必要が…
あなた: ここで一言よろしいですか? 話が逸れていると思います。多くのことを取り上げましたが、これまで議論してきたことをまとめさせてください。主に3つの領域があるようです:営業オペレーション、技術的改善、製品開発です。一歩下がって全体像を見ることができますか? 今四半期の主な目標は何でしょうか?
Alex: その通りだね。主な目標は顧客維持率を20%向上させることだ。
あなた: まさに。それに基づくと、これらの施策のうち、維持率に最も直接的な影響を与えるのはどれでしょうか?
Kevin: そうだな、モバイルアプリのバグ修正は確実に役立つだろう。
Maria: カスタマーサポートのトレーニング改善もそうね。
あなた: いいですね。では、その2つの優先事項に焦点を戻し、他のものは今は保留にすべきでしょうか?
– 議論を整理するフレーズは、リーダーシップを示す絶好の機会です。役職に関係なく使えます。
– 「Let me summarize」の後は、必ず簡潔に要点をまとめましょう。長すぎると逆効果です。
– 「Can we take a step back」は、誰かを批判するのではなく、全員で視点を変えようという協力的な提案です。
– 日本人学習者は、議論を整理することを「出しゃばり」と感じることがありますが、英語圏の文化では積極的な貢献として評価されます。
– 「Should we refocus on…?」のように、質問形式で提案することで、押し付けがましくなりません。
– 議論が脱線したときに軌道修正することは、時間管理と効率性を重視する英語圏のビジネス文化で高く評価されます。
5. 議論を締めくくる「クロージングフレーズ」
基本フレーズ
フレーズ:
和訳:まとめると / 要約すると
使用場面:議論の終わりに主要なポイントをまとめるとき
注意点:「wrap up」はカジュアル、「sum up」は少しフォーマルです。どちらも議論の終わりを明確に示すシグナルとなります。
フレーズ:
和訳:~について合意に達したようですね
使用場面:グループが同意した点を確認するとき
注意点:「It sounds like」は断定的ではなく、確認を求めるトーンです。合意を明確にすることで、誤解を防げます。
フレーズ:
和訳:行動項目 / 次のステップは何ですか?
使用場面:議論を実際の行動に移すために、具体的なタスクを確認するとき
注意点:「action items」はビジネスでよく使われる用語で、具体的な実行タスクを指します。議論だけで終わらせない重要なフレーズです。
フレーズ:
和訳:全員の認識が一致していることを確認するために…
使用場面:重要なポイントについて全員の理解が一致しているか確認したいとき
注意点:「on the same page」は「同じ理解を持っている」という慣用表現です。誤解を防ぐための重要な確認です。
フレーズ:
和訳:誰が~の責任を持ちますか?
使用場面:タスクの担当者を明確にするとき
注意点:責任の所在を明確にすることで、タスクが実行される確率が高まります。曖昧にしないことが重要です。
会話例1:プロジェクト会議のクロージング
Sophia: Okay, we’ve covered a lot today. I think we should wrap this up.
You: Agreed. So, to sum up, we’ve decided on the minimalist design approach, the new site structure with five main sections, and the launch date of March 15th. It sounds like we’ve reached a consensus on these points, correct?
Omar: Yes, that’s right.
Yuki: Agreed.
You: Great. Just to make sure we’re all on the same page, what are our action items? Who will be responsible for what?
Sophia: Good question. Omar, you’ll finalize the design mockups by next Friday. Yuki, you’ll start the development phase right after that. And you’ll have the content ready by the end of this month, right?
You: Yes, exactly. Should we schedule a follow-up meeting for two weeks from now to check our progress?
Sophia: Perfect. Let’s do that.
—
和訳:
Sophia: さて、今日は多くのことを取り上げました。そろそろまとめましょう。
あなた: 賛成です。まとめると、ミニマリストデザインのアプローチ、5つの主要セクションを持つ新しいサイト構造、そして3月15日のローンチ日に決定しました。これらの点について合意に達したようですね、正しいですか?
Omar: はい、その通りです。
Yuki: 同意します。
あなた: 素晴らしい。全員の認識が一致していることを確認するために、行動項目は何ですか? 誰が何の責任を持ちますか?
Sophia: 良い質問ですね。Omar、来週金曜日までにデザインモックアップを完成させてください。Yuki、その直後に開発フェーズを開始してください。そしてあなたは今月末までにコンテンツを準備できますね?
あなた: はい、その通りです。進捗を確認するために、2週間後にフォローアップミーティングをスケジュールすべきでしょうか?
Sophia: 完璧です。そうしましょう。
会話例2:ブレインストーミングセッションのクロージング
Nina: We’ve generated so many great ideas today. I think we have enough to move forward.
Jake: Yeah, but which direction are we actually taking?
You: That’s a good point. Let me try to wrap this up. From what I heard, we have three strong concepts: the “Real Stories” campaign focusing on customer testimonials, the “Future Forward” campaign with futuristic visuals, and the “Local Heroes” campaign highlighting community impact. It sounds like we were most excited about “Real Stories” because it’s authentic and relatable. Does everyone agree?
Nina: Yes, I think that one has the most potential.
Jake: I agree. It’s also easier to produce within our timeline.
You: Excellent. So, just to make sure we’re all on the same page, our next steps are: Nina will pitch this to the client next week, Jake will draft three script variations, and I’ll create the visual mood board. Who will be responsible for researching potential customer stories?
Nina: I can handle that. I’ll coordinate with the client’s customer service team.
You: Perfect. Should we set a deadline of Friday for all these deliverables?
Jake: That works for me.
Nina: Yes, let’s aim for that.
—
和訳:
Nina: 今日は素晴らしいアイデアがたくさん生まれました。前に進むのに十分だと思います。
Jake: そうだね、でも実際にはどの方向に進むの?
あなた: 良い指摘ですね。まとめてみます。聞いた限りでは、3つの強力なコンセプトがあります:顧客の声に焦点を当てた「リアルストーリーズ」キャンペーン、未来的なビジュアルの「フューチャーフォワード」キャンペーン、そしてコミュニティへの影響を強調する「ローカルヒーローズ」キャンペーンです。「リアルストーリーズ」に最も興奮したようですね、なぜなら本物で共感できるからです。全員同意しますか?
Nina: はい、それが最も可能性があると思います。
Jake: 同意します。タイムライン内で制作するのも簡単です。
あなた: 素晴らしい。では、全員の認識が一致していることを確認するために、次のステップは:Ninaが来週クライアントにプレゼンし、Jakeが3つのスクリプトバリエーションを下書きし、私がビジュアルムードボードを作成します。潜在的な顧客ストーリーのリサーチは誰が担当しますか?
Nina: 私が対応します。クライアントのカスタマーサービスチームと調整します。
あなた: 完璧です。これらすべての成果物の締め切りを金曜日に設定すべきでしょうか?
Jake: それで大丈夫です。
Nina: はい、それを目指しましょう。
– 「To sum up」や「To wrap up」の後は、3つ以下のポイントに絞ってまとめましょう。多すぎると効果が薄れます。
– 「It sounds like we’ve reached a consensus」の後に「correct?」や「right?」を付けることで、確認の意味が強まります。
– 「What are our action items?」は非常に重要な質問です。議論だけで終わらせず、具体的な行動に移すための必須フレーズです。
– 「Who will be responsible for…?」で担当者を明確にすることは、英語圏のビジネス文化で特に重要です。曖昧さを避けることが評価されます。
– 日本人学習者は「誰がやるか」を明確にすることを避ける傾向がありますが、英語のディスカッションでは責任の所在を明確にすることが期待されます。
– 締めくくりの際は、次の会議や締め切りを提案することで、プロジェクトの継続性を確保できます。
6. 困難な状況に対処する「トラブルシューティングフレーズ」
基本フレーズ
フレーズ:
和訳:よく理解できませんでした。もう一度説明していただけますか?
使用場面:相手の発言が理解できなかったとき
注意点:「I don’t understand」よりも丁寧で、自分の理解力ではなく説明の複雑さに焦点を当てています。理解できないことを認めるのは賢明な態度です。
フレーズ:
和訳:あなたの視点は理解しますが、この点については意見の相違を認める必要があるかもしれません。
使用場面:議論が平行線をたどり、合意に達しそうにないとき
注意点:「agree to disagree」は「意見の違いを認め合う」という意味の慣用表現です。対立を避けつつ、前に進むための有用なフレーズです。
フレーズ:
和訳:時間がなくなってきました。最も重要なポイントに集中できますか?
使用場面:時間が限られているときに議論を効率化したいとき
注意点:時間管理を意識していることを示し、優先順位をつけることを提案します。実用的で建設的なアプローチです。
フレーズ:
和訳:これについて決定する前に、もっと情報が必要だと思います。
使用場面:十分な情報なしに決定を迫られているとき
注意点:性急な決定を避け、より良い判断のために情報収集を提案します。慎重さと責任感を示せます。
フレーズ:
和訳:そのアイデアは今は保留にして、後で戻ってきましょう。
使用場面:良いアイデアだが今は議論する時間がないとき、または本題から外れているとき
注意点:「park」は「一時的に置いておく」という意味のビジネス用語です。アイデアを完全に却下するのではなく、後で検討することを示します。
会話例
Prof. Martinez: I strongly believe we should require all students to take advanced mathematics. It’s essential for their future careers.
Prof. Chen: But that would be too demanding for students in humanities programs. They need flexibility.
Prof. Martinez: No, I disagree completely. Mathematics is fundamental for everyone.
Dr. Peterson: We seem to have different opinions on this.
You: I’m not sure I follow the logic here. Prof. Martinez, could you explain again why advanced mathematics is essential for, say, literature students?
Prof. Martinez: Well, it develops critical thinking and problem-solving skills.
You: I appreciate your perspective, but we might need to agree to disagree on this. Prof. Chen makes a valid point about flexibility. However, we’re running out of time. Can we focus on the most critical points? We need to decide on the core requirements today.
Dr. Peterson: You’re right. What do we absolutely need to resolve today?
You: I think we need more information before we can make a decision on the mathematics requirement. Can we survey students and faculty about their needs? Let’s park that idea for now and come back to it at our next meeting. For today, can we at least agree on the other three core requirements we discussed?
Prof. Chen: That sounds reasonable.
Prof. Martinez: Okay, I can accept that approach.
—
和訳:
Prof. Martinez: すべての学生が高度な数学を履修すべきだと強く信じています。それは将来のキャリアに不可欠です。
Prof. Chen: しかしそれは人文科学プログラムの学生には要求が厳しすぎます。柔軟性が必要です。
Prof. Martinez: いいえ、完全に反対です。数学は全員にとって基本的なものです。
Dr. Peterson: この点については異なる意見があるようですね。
あなた: ここでの論理がよく理解できません。Martinez教授、例えば文学専攻の学生にとって、なぜ高度な数学が不可欠なのか、もう一度説明していただけますか?
Prof. Martinez: そうですね、批判的思考と問題解決スキルを発展させます。
あなた: あなたの視点は理解しますが、この点については意見の相違を認める必要があるかもしれません。Chen教授も柔軟性について妥当な指摘をしています。しかし、時間がなくなってきました。最も重要なポイントに集中できますか? 今日は必修科目について決定する必要があります。
Dr. Peterson: その通りです。今日絶対に解決すべきことは何ですか?
あなた: 数学の必修化について決定する前に、もっと情報が必要だと思います。学生と教員のニーズについて調査できますか? そのアイデアは今は保留にして、次回の会議で戻ってきましょう。今日は、少なくとも議論した他の3つの必修科目については合意できますか?
Prof. Chen: それは合理的ですね。
Prof. Martinez: わかりました、そのアプローチを受け入れます。
– 「I’m not sure I follow」は「I don’t understand」よりも丁寧で、相手を批判する印象を与えません。
– 「agree to disagree」は対立を建設的に解決する文化的に重要なフレーズです。すべてに合意する必要はないことを認めます。
– 時間管理のフレーズ(We’re running out of time)を使うことで、効率性を重視する姿勢を示せます。
– 「Let’s park that idea」は、アイデアを尊重しつつ、今は優先度が低いことを示す外交的な表現です。
– 日本人学習者は対立を避けようとして沈黙しがちですが、建設的に意見の相違を扱うことは英語圏の文化